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QVCって何?
そう言えば聞いたことある、QVC。
TVショッピングの会社のイメージしかない。少し調べてみよう。
Webにアクセスしてみると、シニア女性向けの洋服やコスメが豊富に売られている。ぱっと見た感じだけど、あまり欲しくなるような品ぞろえではない。安いかと言うとそういうふうにも見受けられない。
会社情報にアクセス。
ふぅーん、Q=Quality V=Value C=Convenienceの意味から来てるんだね。はじめて知った。
QVCのビジョン
「見つけるうれしさ好きになるよろこび」がタグラインのようだ。
“Find what you love, Love what you find”と英語では書いてある。
英語のほうが断然いい。もう少し日本語のタグラインは何とかならなかったのか。
つづいて、CEOグレゴリーベルト―ニさんのご挨拶。
「世界レベルのカスタマーサービスと魅力的な価値あるユニークな商品をご提供することで、あらゆるお客様の期待を超えるように努め続けます。」
おっしゃるとおり!!
ショッピングは楽しくなくちゃ。その顧客体験はTVでも、スマホでも、ソーシャルでも360度、顧客に一貫したブランド感と卓越したサービスを与えてほしい。今の時代、Deep Learningはもとより、AIの活用も大事よね。
QVCジャパンの売上と顧客
それにしても、欲しいものがあまりない。TVショッピング業界としては、
売上1位 ジュピターショップチャンネル 1600億円
売上2位 QVC 1000億円
QVCジャパンはQVC UK Holdings Ltd.と、三井物産の合弁会社だそうだ。6割の株式を保有するQVC UK Holdings Ltd.は、米国のメディア関連企業Qurate Retail Groupの傘下企業。
そっか、ショップチャンネルは住友商事、QVCは三井物産という構図だね。
Qurate Retail Groupは傘下に8社あり、アメリカでは、アマゾン、ウォルマートに次ぐ巨大Retailなようだ。Qurate Retail Groupの公表から2018年度(2018年1月~12月)における日本事業の売上高は、9億4700万ドルで前期比1.4%増だった。2018年の平均為替レートを1ドル=111円で換算すると売上高は日本円で1051億1700万円。
これはすごい!
1000億円ってことは平均単価20,000円としても500万件の取引数、ユーザーが年2回買うとしたら250万人の利用者と言うことになる。
日本では約2700万世帯で視聴可能だが、ネット上では誰でも見ることができる。視聴者の9割は女性で、年齢層は40~70代が多いと書いてある。
いやぁ、40代女子はそんなに多くないでしょう。コアは60代、70代だろうなぁ。
QVCグローバル
QVCは米国本社と日本、ドイツ、イギリス、イタリアの子会社、そして中国の合弁会社を通じて、世界の約3億64万以上の世帯に向けて番組を放送していて、15のテレビチャンネル、7つのウェブサイト、195のソーシャルウェブページがあるらしい。そして総売上は90億ドル、日本がそのうち10%程度と言うことになるのかな。
Qurate RetailとZulily
さらに、Qurate Retailの他の会社のYouTubeも見てみる。
Zulilyというちょっと若めの通販はなんかいいな。太っちょさんもスキニーさんもモデルさんにいて、スタジオスタイリストさんがサクッと服のコーデを選んでいて気持ち良い。TVショッピングが好きなひとはあの饒舌な商品紹介が醍醐味だろうから、こういうのはダメなんだろうな。まったく違うアプローチだ。
私はこっちの方が好き。