東京品川にある原美術館が、来年12月で閉館すると聞き、行ってきました。
品川の閑静な住宅地に原美術館はあったのですね。
今まで何度か名前は聞いていましたが、場所は青山あたりかと勝手に思いこんでいました。
当日は小雨が降っており、車で到着。
駐車場がないのではないかと不安でしたが、4台ほど駐車スペースがあり、日曜日でしたが、スペースは空いてました。
まず駐車場がいっぱいになることはないかと思います。
品川駅から15分程度徒歩という不便な場所ですが、皆さん歩いてこられるようです。
まず車を止めて、エントランスへ歩いて行くと、小雨でしたが素敵な昔ながらの邸宅が見えてきます。
中に入ると、壁が白い、天井の高い空間が現れます。
建物は3階建てて、個室のギャラリーが何部屋があり当日はThe Nature Rules-自然国家展を開催していました。
朝鮮戦争から65年が経ち、非武装地帯(DMZ)に生まれた豊かな生態系を守り、生きとし生けるものすべての共生を願ってチェジェウンさんが発案した展覧会となっていました。
私には少し難しかったかな。
北緯38度線の北と南朝鮮を2部したDMZの写真がモノクロで数多く展示されていました。
DMZとは、DeMilitalized Zoneの略で非武装地帯のことらしいですが、今やIT系の言葉となっていますね。ネットワークセキュリテイ上、外部と内部のネットワークの中間に作られるネットワーク上のセグメントのことのようです。
1階も2階もほぼその展示でした。
その中でトイレをアートにしてしまった展示が私的にはとても好きでした。
ちなみにこの作品は来館者用のトイレだった場所を森村泰昌の《輪舞》展示室として転用されたとか。
一通り、見終わった後に1階のカフェでコーヒーをいただきました。
当日はカフェは多くの人でにぎわっていました。
運ばれてきたコーヒーに、かわいい氷砂糖のスティックが素敵でした。どこかで買えるようです。そのスティックをかき混ぜながら3-4分するとすっかり溶けます。 程よい甘さに、満足!
1時間ほど、のんびりして最後にお庭の展示を拝見し、美術館を後にしました。
そうそう、行きには気づかなかったのですが、エントランスを出たところに昔ながらのピンクの電話ボックスを発見。 最近では見る機会はほとんどなくなりましたね。
懐かしいです。
それなりに楽しめた日曜日の午後でした。
今度はコレクションを展示しているときに、もう一度来たいです。