語学学習

日本語教育概論 (2)

投稿日:2019年7月10日 更新日:

言語習得と言語発達

言語習得過程の仮説

インプット仮説(クラッシェン)

  • 5つのモニターモデル
  • i + 1(予測して1を出す)言語は理解可能なインプットを通して習得される
  • 文法からは習得がおこらないので不要
  • アウトプットは習得に不要

アウトプット仮説(スウェイン)

  • インプット+アウトプット
  • 学習者が発話することで正しい規則を習得していく
  • 理解と産出のギャップへの気付き
  • 仮説検証により中間言語へ
  • 繰り返しの発話で中間言語の自動化できる

インターアクション仮説(ロング)

  • 意味交渉、明確化要求、確認チェック、理解チェック
  • 人とのやり取りによって、インプットを理解できる

エラー分析

対照分析

  • 母語と学習言語の違いを分析
  • 誤用はその違いから生まれる
  • 母語の干渉
  • 誤用は排除すべきもの
  • 正確さ重視

誤用分析

  • 誤用は必然
  • 過剰一般化:規則を適用外のものに使う
  • ミステイク:単なる言い間違え
  • エラー;どの場面でも同じ間違いをする
  • 言語間エラー(母語の干渉によるエラー)と言語内エラー(目標言語の規則などの複雑さが影響して間違えるエラー)
  • グローバルエラー(文意が判別できないエラー)とローカルエラー(文意はわかるエラー)

中間言語研究

  • 回避:誤用を避けようとして苦手な項目の使用を避けること
  • 言語転移:母語が目標言語に影響を与えること (正プラス、負マイナス転移)
  • プラグマティックトランスファー(語用論的転移)
    • お茶をいれてくれない? いいえ、できません。
  • 訓練上の転移
  • 化石化
  • 後戻り、逆行(バックスライディング)

バイリンガル教育

  • バランスバイリンガル、ドミナントバイリンガル、ダブルリミテッドバイリンガル
  • カミンズ 言語の敷居説 2言語の到達レベルと知的発達の影響
  • アディティブ追加型(母語+もう一つの言語)、サブトラクティブ消滅型(モノリンガルとなる)
  • モノカルチュラル、バイカルチュラル、デカルチュラル
  • SUP(Separate Underlying Proficiency)二言語バランス説
  • CUP(Common Underlying Proficiency)二言語共有説
  • BICS(Basic Interpersonal Communicative Skills) 高コンテクスト、具体的な場面、生活言語能力
  • CALP (Cognitive Academic Language Proficiency) 低コンテクスト、抽象的な場面、学習言語能力
  • イマ―ジョンプログラムどっぷりつかる:人為的に目標言語環境を作り出す
  • サブマージョンプログラム溺れて浮かび上がれない:主要言語優先の授業の中に少数言語集団の子供が参加
  • 入り込み、取り出し、センター校、拠点校持と転移を高める

教材分析

  • 学習者の目的に応じて指導内容は決定
    • 知識獲得型から、課題遂行型へ
    • 課題遂行のための育成すべき能力(文法、社会言語、談話、ストラテジー)
  • シラバス(教える項目の一覧表)
    • 文法
    • 構造
    • 場面
    • 機能
    • 話題
  • ガニェの9教授事象
    1. 学習の注意を引く
    2. 目標を知らせる
    3. 既習項目を思い出させる
    4. 新しい学習項目を提供
    5. 学習方法を提供
    6. 練習機会の提供
    7. フィードバック
    8. 評価
    9. 保言語習得と言語発達

コースデザイン

  • レディネス調査、ニーズ調査
  • 目標言語調査、目標言語使用調査
  • シラバスデザイン、カリキュラムデザイン
  • 授業計画
    • PPP (Presentation, Pratice, Production)
    • 初級 SSS (導入/わかる、基本練習/おぼえる、応用練習/使う)
      • MMC (Mechanical, Meaningful, Communicative 
    • 中上級、前作業、本作業、後作業
  • 評価
    • 反省的実践家(ショーン)

教育観の変遷

戦後の教育観

年代主義考え方その他
1950-行動主義行動主義心理学の考え
条件付け
人間の行動は外から受けた
刺激に対する反応か習慣的に
形成された結果。
賞罰を効果的に活用
動機:
反応に対する賞罰
教師:
調教師
1960-認知主義認知心理学の考え
さまざまな情報をどう処理
しているのかという観点から
人間の記憶、思考、学習、言語
などの情報処理過程の仕組み
のモデル化を試みた
動機:
知的好奇心
教師:
ガイド
1980-状況

構成主義
現実は社会的に構成される
学習は共同体の中での相互作用
社会と文化の働き重視
ヴィゴツキー(最近接領域説:子供が
独力では無理でも周辺の援助があれば
問題解決できるレベル)
レイヴ、ウェンガー
(正統的周辺参加を通した
状況的学習:学習者が共同体の中で
成長し新参者から1人前になること)
動機:
グループ活動への参加
教師:
活動の後押し
スキャフォールディング、ピアラーニング

自己研修型教師

Teacher Development

内省型教師

Action Research

Teaching Portfolio

Assessment

Plan-Do-See

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