Googleのウエブマスター向けガイドラインによると、SEOには以下3要素が必須です。
1.サイト設計
2.コンテンツ作成
3.被リンク
目次
SEOの変遷
2015年以前のGoogle検索は、文章の中にキーワードがいくつ含まれているかや、関連する言葉がどれだけ含まれているかなど、単純な基準でランクが決められていました。
2015年頃からランクブレインという名のAIが実装されていました。アルゴリズムによって検索クエリに対する検索者のニーズをより正確に把握できるようになったのです。
その後、DeNAが運営していた健康サイトに根拠のない情報が掲載され、炎上しサイトが閉鎖になった時、Googleもそのあおりをうけ、2018年にコアアルゴリズムのアップデートをおこないました。信頼性の高い公的機関や病院のページが優先的に上位表記されるようになりました。これを健康アップデートと呼びます。
同時にお金に関わる投資や金融なども専門機関が上位表示されることになりました。
その頃から、EATが重要視されるようになりました。EATとは
① 専門性(Expertise) ② 権威性 (Authoritativeness) ③ 信頼性 (Trustworthiness) です。
その後、2019年にBERTというアップデートが行われ、自然言語処理に優れたAIが実装されました。
サイト設計
クローラビリティとユーザビリティの2つの基準で検索順位は決まります。
クローラビリティとは、Googleのクローラーがサイトの存在を発見しやすいこと、サイトの内部構造の把握がしやすいことが基準となります。
ユーザビリティとは、サイト訪問者の使いやすさ(特にモバイルフレンドリーが大事)とレスポンスの速さを考えればいいでしょう。
キーワード主導でサイトを設計する必要があります。
サイト設計に必要なスキル
1. HTMLやCSSの最低限のコーディング技術
2. WordPressでサイトを構築する場合は、その設定や更新を習得
3. SEO内部対策スキル
最も大事なことは関連キーワードの抽出です。
関連キーワードから検索者の属性を分類し、ターゲット層を決めます。
まずはざっくり分類し、絞り込みます。
その後第2階層の柱を決めるために、ミドル、スモールキーワードとして繰り返し出てくるキーワードに注目します。
ミドルキーワードを無視してはSEOでの上位表示はありえません。
その後それらの下階層のサジェストキーワードを抜き出す必要があります。
1.内部リンクの最適化
2.titleタグの最適化(重要):そのページで狙うキーワードを含める
スニペット(ページタイトルとディスクリプション)のためにも重要
3. meta descriptionの最適化(重要)
meta keywordの設定 (昨今はほぼ意味がない)
4. 見出しタグ(h1, h2, h3…)の最適化(重要)h1タグは1ページにつき1つのみ使用。h3までにとどめるのがお勧め。
5. XMLサイトマップを設置、送信する(重要) http://www.sitemapxml.jp/
6. キーワードの詰め込みが厳禁 (titleタグとh1タグに1度ずつ)
7. その他
①画像のalt要素を適切に表記
②パンくずリストの設置
③ファイルの読み込み速度を意識する
コンテンツ作成
大事な要素
1.競合リサーチ
数量リサーチ(競合サイトの総ページ数や更新頻度、1記事あたりの文字数)
site:競合のドメイン –> 約○○件表記=総インデックス数 これが多いとSEO的に強い。1000以上が目安
質的リサーチ(どのような記事か)— こちらの方が重要
わかりやすさ、独自視点、競合サイトの運営会社
検索結果の上位10位以内の全記事を見る。
2. キーワードからページの内容を考える。
コンテンツの骨組みの基本
①問題定義
②解決方法
③根拠
②、③はh2,h3になる。 どのような順番で解説するとわかりやすいかを考えます。読者視点でいかにわかりやすくするかを意識します。
3.ページにタイトルをつけます。
狙っているキーワードをすべて入れる。(できるだけタイトルのはじめの方)
ページ内容を的確に表現する。
文字数は32文字が限度。h1タグにタイトルをそのまま使用します。32文字を超えてもいいです。
クリックしたくなるような魅力的なタイトルにします。
具体例
数字を入れる(○○のための3つのポイント、1ゖ月で10キロ痩せるダイエット)
簡易性や即効性 (毎日たった1分の○○、あっと言う間に)
専門性や権威性(○○コンサルタントが教える、現役東大生が書いた)
具体的メリット(サラリーマンをやめられる、副業もカンタン)
感情を揺さぶる(なぜあなたが○○できないのか?)
方法、理由、なぜ、無料などの言葉を使う
【】を使う
記事の書き出し(リード文)
問題提起と解決方法
問題提起で読者に共感する。–> 解決方法を提示する。
執筆者名を記載
本文
小刻みに小見出しを使う。
文字数ではなく、コンテンツの内容が問われています。文章で書きながら適宜図表や画像、動画などを用いてユーザーにとってわかりやすくする必要があります。
各小見出しに飛べるよう目次をいれてリンクを貼る。
専門性を高めるために専門書を引用したり、取材力も必要
まとめを末尾に付ける。
4.SEOライティングスキル
5.キーワード選定スキル
https://goodkeyword.net/
https://www.related-keywords.com/
https://www.gskw.net/
http://aramakijake.jp/
6.キーワードから検索意図をくみ取るスキル
キーワードの種類:
ビッグキーワード 高島屋
ミドルキーワード 高島屋 日本橋 グルメ
ロングテールキーワード 高島屋 日本橋 ステーキ
7.トレンドワードを見つけるスキル
トレンドキーワード:コロナ対策グッズ 高島屋
Twitterのトレンドやニュース記事を参考 –> Googleトレンドで検索
自サイトをどんなキーワードでの上位表示を目指すのかを決めるためにキーワード選定が必要。
被リンク
自然にリンクが貼られるようなコンテンツをつくるスキル
SNSからの被リンクは間接的なSEO効果があります。(サイト全体のドメインパワーにプラス)
拡散したくなるような内容、役立つ内容、エンターテインメント性が高い内容
その他
SEO状、ドメインのSSL化は必須
サイト名が重要(サイトの専門性)
サイトの運営者情報や個人情報保護方針などを用意
時間がかかっても質を重視して記事を増やす
既存記事をブラッシュアップして質を高める
トップページから2クリックでたどりつけるようにする
サイテーションが検索順位に重要(ネット上で話題になったり言及されること)
AMP化:AMP HTMLでソースを記述しブラウザ表示速度を高める
サイトマップを設置