そもそも、なぜ、この私が急に日本語教師を志すことになったのか?
あれは1ヶ月ほど前、私はとあるヘッドハンターと新宿でランチの約束をした。
そこにあらわれたのは、年齢で言うと30代前半くらいの清々しいスーツ姿の外国人。
「Are you Mr. ○○?」「はい、○○です。」
あっ、この人日本語OKなんだ。ちょっとうれしい。
そう言えば、私が会うヘッドハンターさんは英語で話す人が多い。
私自身、前職が外資系企業だからヘッドハンターさんは日本人より外人が多いのは自然なことかもしれない。
会話は当然のごとく英語。
今日はラッキーだ。日本語で話せる。
しばし、ランチを取りながら、私の転職について話す。
日本語で何ら問題なく、こちらが言うことを理解してくれる。
ひとしきり盛り上がった後、相手に質問してみた。
「なんでそんなに日本語お上手なんですか?」すると彼は、
「大学は海外に行こうと考えました。
アメリカやヨーロッパは普通でしょ。
だから日本を選びました。
日本には興味があったので。
でも、全然日本語わからないから、
まず名古屋の日本語学校に入って、
愛知県に就職しました。」
「へぇ、そうなんだ!
日本語しゃべれなかったのに凄いですね。」
「いや、いや、まだまだです。」
すごっ、謙遜までできる!!
○○さんによると、
日本語学校入るのにも面接とか試験とかがあるらしい。
大変なんだね。
そう言えば私が住んでる東京ではコンビニの店員さんは、
今やほとんど外国から来た留学生。
ざっくりした感覚だが、
ここ5年で10%=>90%に急上昇したような気がする。
観光も、勉強も、仕事も、日本に来る人は増えている。
最近は中国人よりベトナム、インドネシアの人が増えているらしい。
こんなに日本で働く外人が増加しているということは、
日本語学習のニーズも増えているに違いない。
何よりも、「どうしてそんなに日本語うまいの?」
「数ある国の中で、なんで日本?」その実態に触れてみたい。
そして、暇な私は日本語教師について調べだしたのである。