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投資信託とは
約1800兆円の日本人の個人資産のうち、約6%の109兆円にあたる資産は投資信託に預けられた資産。 増えてきているが欧米やアジアと比べると高くはない。そもそも投資信託とは何なのか?
投資信託協会のウエブサイトでは、
投資信託(ファンド)とは、一言で言えば、投資家から集めたおカネをひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資、運用する商品
と記載されている。
だとすると、自分で一つの株に投資するより、プロがおこなうのだから成績が良いはず、あるいはスケールメリットが得られて利益増となるのではと期待する。
結果は株といっしょで、必ずしもそうならない。⤴こともあるし、⤵こともある。
投資信託でおカネを得るためには、基準価格が上がること、そして分配金が得られるかどうかが気になる。と同時に、購入手数料、信託報酬などの費用を考えないと景気が悪い時期にはコスト負けをしてしまうこともある。
顧客にとって投資信託がとっつきにくいのは、日本には105社ほどの資産運用会社が存在し、6,000商品ほどもの商品があり、その中から自分の知識だけで選択することは、一苦労となることだろう。
さらに、実際の運用がうまく行っているのかどうかは定期的な運用報告書を後出しジャンケンのように受け取るだけで、一方通行のお知らせとなってしまいがちである。ましてや、調子が良く儲かっているときはいいが、どんどんマイナスになるのなら、自分で株式を買っているほうがまだあきらめがつく。
ETFとは
一方ETFとは何だろう?
投資信託協会のウエブサイトによると、
証券取引所に上場し、株価指数などに代表される指数への連動を目指す投資信託で、Exchange Traded Fundsと呼ばれている。一般的に連動を目指すためか信託報酬が安い。
販売会社と運用会社
投資信託には販売、運用、保全の3社の役割がある。
販売会社は顧客と接点があるため比較的わかりやすく、野村証券、大和証券、SBI証券、楽天証券などとなる。
一方、運用会社は105社。
投信業界全体では、2019年3月の投資信託協会のデータによると、
資産額 | 投信数 | |
公募 | 123兆円 | 6,200 |
私募 | 94兆円 | 6,300 |
合計 | 217兆円 | 12,500 |