そもそも百貨店業界はどうなのか?
私は百貨店カードを申し込んだことがありません。
それなりに百貨店は利用していますが、良く行く百貨店があるわけではないし、その商圏に住んでいるわけでもないです。
なんで、百貨店カードを持つのかな?
でも、世の中には百貨店カード保持者がのべ1000万人程度はいると言うから驚きです。この際、調べてみようと思います。
まず、業界として全体の売上規模が5兆9780億円、店舗数230店ほど。
以前は8兆円を超える勢いでしたが、百貨店と言う言葉が示すような色々なモノが価格帯も高く扱われる高級志向のニーズは減少しています。
全国展開の大手3社の業績から調べてみたいと思います。
三越伊勢丹 | 高島屋 | 大丸松坂屋 | |
2018年度 連結売上 | 1兆1968億円 百貨店 86% クレジット 3% 不動産 4% その他 7% | 9128億円 百貨店 87% 金融 1.9% 不動産 5% その他 6% | 1兆1251億円 百貨店 60% パルコ事業 19% 不動産 3.4% クレジット 1.4 % その他 16% |
2017年度 営業利益 | 239億円 | 340億円 | 445億円 |
店舗数(国内) | 22店舗 中小型店 130 | 19店舗 東神 2 | 9店舗 35関連店舗 |
店舗数(海外) | 34 | 4 | 0 |
カード数 | 340万人 | 220万人 ポイントカード 300万人 友の会 50万人 | 600万人 大松 160万人 パルコ 440万人 |
こう見ると、営業利益は断トツ大丸松坂屋と言うところですが、百貨店の知名度は正直、伊勢丹や高島屋の方が高いと思います。
ふーん、どの百貨店も同じかと思ったけど、それぞれ収益は違うんだね。
大丸松坂屋の利益貢献は銀座シックスの定借テナント化などの成功要因が大きいからかもしれません。百貨店も生き残りをかけて業態を変えていく必要があることは明らかです。
百貨店カードの魅力ってなに?
例えば私が年間百貨店で10万円買い物するならば、その5%は5,000円です。
大概の百貨店カードは、無料か2,000円なので、4万円以上買い物してはじめてメリットを享受することになります。 もちろん年会費永年無料なら、問題ありませんが、その場合1000円以上の購入で2%付くか程度です。
そう思うと、良く行く百貨店が決まっている場合は、カードを作った方がお得です。
とは言え、わざわざそのためにまた、もう一枚カードを増やすのはお財布がいっぱいだから、いやかなぁ。
ゴールドカードのメリットはどの会社も似たりよったりですが、最大10%の売りは100万円以上利用のバーがあったりします。確かに100万円以上利用するなら、年会費1万円のカードはやっと元が取れることになります。
その他の付帯サービスは旅周りが多いが、そもそも、そんなものを百貨店カードに求めているのだろうか? 一般的に、2枚持ち、3枚持ちのカードを使い分けているのだから、百貨店カードは圧倒的にショッピングに特化した方がいいと個人的には思います。
機会を見て、もう少し深堀りしていく予定です。