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2030年の人口
さて、2030年の世の中はどうなっているだろうか? それほど遠くない未来。
2030年の世界人口は、73億人(2015年)から約10億人増え、85億人に達すると言われています。そのうち65歳以上の人口が10億人を超える見込みです。
そして人口分布として、1.インド 2.中国 3.アメリカとインドが躍り出るはずです。
ピラミッド、釣り鐘型、ツボ型と通常は先進国になるにつれ人口分布構成が変わっていきます。
2030年のGDPは
中国、アメリカ、インド、日本、ドイツ、イギリス、フランスの順番となり、ここでもインドが勢いを増します。
2030年の世界
そして、2030年の世界には、どのような社会環境や、ハイテク環境が私たちを取り巻いているだろうか?
今でもアプリ通信ログや、検索やツイッター解析を使って、人間の行動は可視化されていきます。データの蓄積により、ライフログが深化し、行動マーケティングが益々可能となり、一部の意思決定はカンタンに情報分析ツールでおこなえるようになります。こうしたツールが使われる過程においてプライバシーを保護する概念が益々薄れていきます。 あるいは、その逆でプライバシー保護が強化されるかもしれません。
そして、5つの破壊的イノベーションが益々未来を変えていきます。
1. AI (Deep Learning)
2. 5G
3. 自動運転
4. 量子コンピューティング
5. ブロックチェーン (書き換えることのできないデータ)
たとえば、新たなソリューションが以下の分野で進みます。
食料:スマート農業 (野菜、培養肉)
健康:ロボット手術(ダビンチ、AI診断)
資源:電力(太陽光)マイクロ水力、水素発電
労働:士業廃業(弁護士、警察官、税理士など)
2040年の世界
さらに、2040年と言うと、想像できる部分と、コントロールできない未来が入り混じる。
20年後の2040年には情報ビッグバンがおこります。
人間の脳は約300億個のニューロン(神経細胞)でできている。
そして、チップのトランジスター数はすでに人間を超えている。
2010 | 2040 | |
CPU | 30億 | 3000兆 |
メモリ | 32GB | 32PB(ペタバイト) |
通信速度 | 1GPS | 3PBPS |
超音速ネットワーク X 無限クラウド
あらゆるものがクラウドと結合する時代
未来への提言
「AI X データ」をフルに活用することが重要です。
日本は、データ量においても、データ処理力においても遅れています。また、データを扱える人材も少ない状況です。自然言語処理、ビッグデータを扱える人材が必要です。
通信費がこれほど高いのも日本の不利な点となっています。
日本が取るべき戦略
かつて、産業革命では、3つのフェーズがありました。発明、活用、つながるの3段階のフェーズです。
当時より、日本は第一フェーズに弱いと考えられます。産業革命で飛行機や鉄道、電話などが発明された時、日本は鎖国状態でした。ですが、その後、開国後様々な技術を取り入れ、独自の製品を生み出し、成長してきました。
同様に、現代においても、日本はアマゾンやグーグルのようなプラットフォーマーにはなれませんでした。 もしこれを情報革命と呼ぶのであれば、第1フェーズで発明されたデータやAIを駆使し、活用することにもっと集中していくことにより、第2、第3フェーズの勝者になれるはずです。
日本には、自動車産業、コンビニ、家電など、データとAIを実装する産業があります。これらを活用しつなげるところに日本の戦略があります。
4つのデジタルイデオロギー
アメリカンデジタル:GAFAM イノベーション、情報革命
チャイニーズデジタル:国家、労働力、市場
ヨーロピアンデジタル:歴史、思想、ブランド
サードウェーブデジタル:リープフロッグ、リバースイノベーション
インド:TATAモーターズ
ケニア:エムペサ
GDPR:EU一般データ保護規則 違反で売上の4%罰金
GAFAM vs. GDPR
ヨーロピアンデジタル戦略をとる。 付加価値をつけていく。
目標はスイス:長い歴史をうまく国の宝にする。
SDGウオッシング:SDGっぽいことやってる表面的な取り組み
2300年の世界
300年後の世界はどうなっているのでしょうか? 以下4項目はうっすらと見えている未来ですね。
- 平均寿命200歳
- 知的ロボットと共存
- テレパシーが人と人をつなぐ世界
- 1ガイ=1兆 X 1億